みなさまごきげんよう。
こんな疑問をもっている「人事・労務」の分野でキャリアを積みたい人向けの記事です。
この記事の結論としては下記がアンサー<答え>です。
◎試験の合否に関わらず、思い立ったたら転職“活動”は早くしましょう。◎
学んだ知識を実務で活かすのは面白いし、活用しないと勿体ないので、転職はおすすめです。社労士の勉強をしながら実務を経験するための大いに転職もアリです。
筆者のスペック
- 社労士試験の合格した年に転職
- 現役社労士として10年以上の経験
- 採用面接の経験1000回以上
社労士試験に合格した年に転職の経験があり、人事部門で採用担当もしていました。
社労士試験を真剣に受験された方は生活の中心になるほどの時間を費やしたはず。
社労士に合格後は転職活動を早くするべき3つの理由
理由1:転職活動すること自体にリスクはない
実際の転職にはリスクがありますが、「転職活動」には全くリスクがありません。
どれだけ就職活動をしても、また“内定”をもらったとしても、
最終的に「転職しない」という選択ができるからからです。
ノーリスクだからこそ、早く転職活動をはじめるべきです。
早く始めるべき理由としては3つで、
❶想像以上に時間と労力がかかる
❷転職の成果は情報収集の差によって変わる
❸売り手市場でも人気の会社は競争になる
など、必ずしも思い通りには進むとは限りません。
転職活動をしてこそ見えてくることもあるので、ノーリスクだからこそ早めに活動しましょう。
ちなみに転職活動とは、
✅自分のやりたいことを見つめ直す
✅自分のスキルや得意を見つめ直す
✅業界や職種のことを調べてみる
✅求人サイトサイトに登録しておく
✅転職エージェントと面談してみる
このように、面接以外にもすべきことが沢山あります。
理由2:転職を成功させるには情報収集が大切だから
転職活動を成功させるには、何より「情報を集めること」が大切になります。なぜなら、当然に新しい未知の職場で仕事をするからです。
転職に失敗してしまうとデメリットも大きいです。
転職失敗によるデメリット
- すぐに退職してしまいキャリアを傷つける
- 仕事内容のミスマッチでスキルが身に付かない
- 社労士受験生なら勉強時間を確保できない
このような「ミスマッチ」を起こさないように、転職前には情報はしっかりと集めて整理しておきましょう。
具体的な情報の集め方としては、
✅会社のホームページをみる
✅社長など代表者や採用担当者のSNSを見る
✅ハローワークの求人をみる
✅求人サイトに登録しておく
✅転職エージェントに相談する
などの手法があります。
これらを広く活用して、できる限り現場に近い情報を集めたいですね。
一概に「社労士事務所」や「人事部」といっても、会社によって、また担当業務によって仕事内容は大きく変わります。
理由3:よい転職タイミングを逃さないため
転職は一つの「縁」でもあるので、タイミングがとても重要です。
確認しておきたいタイミングは2つで、
❶会社や配属希望部署の繁忙期
❷世の中の景気とそれに伴う求人数
これらは意識しておきたいですね。
理由としては、会社は概ねこの2つに影響されて求人を出すからです。
会社や部署ごとの繁忙期は、「社労士事務所」と「会社の人事部」を比較しても、また規模によっても変わってきます。
社労士事務所や人事部の繁忙期
- 年末調整をする時期
- 賞与計算が必要な月
- 算定基礎届など年1回の仕事の時期
- 入職と退職が多い年度末や年度始め
- 採用活動や教育研修がピークの時期
自分が検討している転職先が求人を出しそうなタイミングもしっかりと確認しておきたいですね。
但し、タイミングがピークの時期から転職活動したのでは、手遅れになる可能性もあります。
✅求人数に比例して多くの転職希望者がいるから
✅給料アップは目指せる求人も多く、応募者が強くなる
✅応募者が多い人気会社は選考に時間がかかるから
採用選考は相対評価です。タイミングが抜群で売り手市場だったとしても必ず上手くいくとは限りません。
社労士試験の受験生が転職するメリットと注意点
実務を通じて、社労士で得た知識を仕事に活かせるのはやりがいも大きいです。
ここからは、社労士受験生の場合で、「受験勉強」と「転職して実務経験を積むこと」のメリットと注意点を確認しておきましょう。
メリット1:実務で試験の内容を覚えることができる
仕事で実務をすることは、1日の大半を社労士の科目に携わるということを意味します。
1日の大半を社労士の科目を触れることで、
✅習得した知識をより定着させることができる
✅実務で実際に経験して初めて習得できる知識がある
など、”知識の定着”にも”新たな習得”にも役に立ちます。
実務で具体的にどの科目が関係するかの一例を挙げてみました。
実務に関連する法律の例
【社会保険の手続き】→労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金保険
【給与計算】→雇用保険・労働保険徴収法・健康保険・厚生年金保険
【労務相談】→労働基準法・労働安全衛生法・労働一般
このように、多くの実務は社労士試験で学ぶことと深く関係してきます。
また、一緒に働く仲間や顧問先などから質問も受けることも多く、より深く調べる機会もたくさんあります。
メリット2:社労士試験に合格後の活躍イメージが沸く
実際に社労士事務所や人事部などでバリバリ活躍している人を見るのはモチベーションが上がるものです。
社労士試験を受験する目的は、
✕社労士試験に合格する
〇社労士になって”活躍する”
目標を立てる時に「活躍する」という文字を入れてみましょう。
そうすると、社労士試験の合格は「スタートライン」に立つためのものになり、選択肢が大きく広がります。
「活躍する」をプロ野球選手で例えると、
✅ヒットを打つことが活躍
✅バンドや守備を上手くなることが活躍
✅監督やコーチとして支えることが活躍
など、活躍の幅が広がり、イメージできることも増えます。
「社労士」においても同じことが当てはまります。
“合格後の未来”を想像することで、勉強のモチベーションになり、確実に合格後の活躍にも近づくことができます。
注意点:勉強時間を確保できるかしっかりと確認する
社労士受験生の場合、忘れてはいけないのは“勉強時間を確保すること”です。
事実として、次の2つは回りからの信頼や権威性が全く違うことは知っておきましょう。
〇 社会保険労務士というプロフェッショナル【社労士試験に合格】
✕ 労働基準法や社会保険に少し詳しい人【社労士試験には合格していない】
「転職活動すること」にはリスクはありませんが、「実際に転職をすること」には当然リスクがあります。
転職によって生じる「メリット」⇔「デメリット」は内定を承諾する前にきちんと確認・整理しましょう。
確認するべき具体的な内容は、
✅勉強時間を確保できる環境なのか
✅具体的に何の仕事を担当するのか
✅新たな勤め先は自分の価値観に合うのか
などが軸になります。
ちなみに社労士が回りにいる環境の方が、勉強に対する理解があることも多いです。
社労士に合格後の転職活動の具体的ポイント
【体験談】やっぱり早く始めたい転職活動
筆者は社労士試験に合格した年に転職をしました。
主に「転職エージェント」を活用して試験の受験後は早い段階から活動していました。
筆者が転職した時のスケジュール
8月)2回目の社労士試験を受験する
9月)月の下旬から転職活動を開始する
11月)社労士試験の正式な合格発表(合格したよ!)
11月)転職希望の会社から内定をいただく(現職)
12月)年末で退職し、年明けから転職
1次面接では受験して合格ラインであることを伝えて、2次面接の時には正式に合格したことを伝えたことを伝えしまた。
手間暇ヒマかけて学んだことを仕事にして社会の役に立てるので、本当にやりがい大きく仕事ができています。
「転職エージェント」を活用する
具体的な転職活動の方法として、「転職エージェント」は必ず活用しましょう。
理由としては、一般の求人サイトには公開されていない情報を持っていてメリットが大きいからです。
転職エージェントを活用するメリット5選
❶転職希望者は一切お金がかからない
❷専門のキャリアアドバイザーと相談できる
❸孤独になりがちな転職活動には心理的にも心強い
❹一般には非公開の優良求人を紹介してもらえる
❺履歴書などの書類作りのアドバイスをもらえる
今どきは、Web面談や電話面談などにも対応してくれます。
転職を検討している段階でも親切に相談にのってくれるのも特徴です。
具体的におすすめの転職エージェントは【MS-Japan】です。
社労士事務所や人事部を始めとした管理部門に特化した専門転職エージェントです。
MS-Japanの特徴
✅管理部門特化エージェントNo1としての評価
✅東証一部に上場していて信頼できる人材紹介会社
✅創業29年でのべ2万人以上の転職サポート実績
専門特化していて情報も豊富なので、是非登録して無料相談を活用してみましょう。
【まとめ】社労士として転職して活躍しよう
転職活動の最大の目的は社労士として、専門性を活かして仕事をすることです。
社労士事務所や人事部の求人においても、「労働基準法や社会保険」の体系的な知識をもっていることは、大きな強みになります。
転職活動では具体的に
- 会社のホームページをみる
- 社長など代表者や採用担当者のSNSを見る
- ハローワークの求人をみる
- 求人サイトに登録しておく
- 転職エージェントに相談する
などの手法で情報収集に力を入れましょう。
ちなみに筆者は面接官としても採用のために人材紹介会社を活用します。
転職エージェントを活用している人は、
ポイント
✅自己分析をして自分の強みを理解している
✅求人のリサーチや企業分析を徹底している
✅既に面接などの選考試験を経験している
など、専門のキャリアアドバイザーが付いているメリットも感じます。
だからこそ、「社労士事務所や人事部」の転職に関する客観的な知見も備えた専門のエージェントと一度は話しておきましょう。
「転職すること」の目的は、専門性を活かして活躍することです。
活躍するための「きっかけ」・「手段」として、少しでも思い立ったら転職活動を始めてみましょう。
それではまたっ(^^)