みなさまごきげんよう!
こんな人のための記事です。
筆者は社労士試験には、
✅受験生として2年間
✅講師として5年間
✅社労士試験に合計して7年間
と長く携わってきました。
その経験から、社労士試験に「受かる人」と「落ちる人」には、紙一重であっても明確な「差」が存在します。
社労士に受かる人と落ちる人の3つの違い
違い①基礎・基本の徹底した学習
社労士試験では、基礎・基本を落とさない学習が一番大切です。
なぜなら本試験で基本問題を落とすことは命取りになるからです。
社労士試験の勉強は、
✅学習すべき範囲がとても広い
✅似ている科目や論点が多い
✅基礎・基本の理解が点数につながる
という特徴があります。
更に本番の試験では、
✅総得点の相対評価で合否が決まる
✅科目ごとに基準点(足切り)がある
✅誰もが凡ミスをしてしまいがち
という事実もあります。
だからこそ断言できるのは、基礎・基本を固めておかないと「合格できない」という現実です。
本試験での一つ目の合否の分かれ目は次の通りです。
受かる人と落ちる人の違い①
受かる人=正解率の高い基本問題は絶対落とさない
落ちる人=応用問題を気にして基本問題を落とす
違い② 学習に使用する教材の多さ
受験勉強において、色んな教材や予想問題に手を付けるのは避けましょう。
理由としては、「中途半端」こそ、命取りになるからです。
学習の初期から中期で意識すべきは3つです。
❶テキストと過去問のみを勉強
❷手を広げ過ぎず基礎を固める
❸できるだけ一つの科目に集中する
筆者も合格した年も、❶~❸と5月以降は模試を受験したぐらいです。
色んな教材を使用するデメリットは、
✅クセのある予想問題が混じっている
✅復習の時間を取らないと定着しない
✅必要以上に自信をなくしてしまう
など、悪影響も多いです。
予想問題などに手を出すのは、基本教材をばっちり学習にしてからにしましょう。
受かる人と落ちる人の違い②
受かる人=与えられた教材を「丁寧」に学習する
落ちる人=色んな教材に手を付けて「中途半端」になる
違い③ 反復した学習の回数
社労士試験では、いわゆる暗記が大切になります。
その一番のコツは「反復して学習すること」に限ります。
合格した人が口にする勉強方法は3つです。
❶テキストを7回は繰り返し読んだ
❷過去問を10回は繰り返し解いた
❸模試の復習を2回は繰り返した
合格者はとにかく繰り返し、反復しています。
筆者の場合は過去問を全科目30回は繰り返し学習しました。
そして「〇」と「✕」とその理由は全て完璧にすることで、成績も上がりました。
よく受験生が口にするのは、
- 昔から暗記が苦手だったから、、、
- 歳だし若い人みたいに覚えられない、、、
- お酒を飲んだらつい忘れてしまって、、、
大体こんな感じです(笑)
そこで何を何回、勉強したかを問うと、
✅テキストは1回読んだだけ
✅過去問は線を引きつつ2回ぐらい解いた
こんな答えしか返ってきません。
とにかく覚えられない人は、「繰り返すこと」が単純に少ないです。
受かる人と落ちる人の違い③
受かる人=とにかく繰り返し、反復学習をしている
落ちる人=覚えるためにノートなど別の資料を作る
社労士に受かる人と落ちる人はどこで運命が左右される?
運命①完璧に理解しようとしてはいけない
受かる人と落ちる人の一つ目の運命の分かれ道は、「完璧主義」で完全に理解するまで次に進めないことです。
受験勉強で大切なのは、まずはその科目の全体像を理解することです。
ポイント
〇まずは70点を目指す勉強
×1ページずつ順番に理解する
全体を理解してこそ、「わかる」、「理解できる」ことも必ずあります。
効率的に合格レベルに到達するためには、
❶まずは学習する科目の全体像の把握をする
❷まずは基礎を抑えて70点までもっていく
この2つを意識して勉強に取り組みましょう。
最終的にテキスト・過去問は完璧レベルに仕上げることが必要にはなります。
でも「ページの順番通りに」仕上げるのは非効率なこともあります。
落ちる運命の人①
☑理解できないところで立ち止まって、前に進めない
運命②こだわりの勉強方法を変えられない
必要に応じて自分の“こだわり勉強方法”を変えれるかは、合否の分かれ道になります。
こんな人は勉強方法の一部を見直してみましょう。
✕今の勉強方法をがらっと変える
〇今の勉強に少し加える(一部を変える)
変えるのは勇気も必要なので、まずは一部からでも良いです。
でも伸び悩んでいる時こそ、
✅講師や合格者の勉強方法をまねてみる
✅聞く耳をもって良い勉強方法を取り入れる
これこそが合格の近道になります。
ぶっちゃけ社労士試験の勉強には、
- 深く理解が必要なところもあれば、
- 丸暗記で大丈夫なところもある。
このような学習ポイントや勉強のコツは確実に存在します。
落ちる運命の人②
☑点数が上がらなくても自分こだわりの勉強方法を変えない
運命③モチベーションをあてにしない
合否をわける一番大きい分かれ道は、「モチベーション」に左右されることです。
長丁場の受験勉強に必要なのは、次のマインドです。
×モチベーションを上げること
ではなく、
〇「とにかくやる」と決めること
結論として、モチベーションに頼るのは危険です。
人の上がった気持ちは、必ず下がるようになっていますからね。
そんな日も絶対にありますが、
その日の気分とは関係なく、決めたことをやる姿勢が何より大切です。
落ちる運命の人③
☑モチベーションが上がらない日は勉強しない
最終的には「習慣化すること」が一番の理想です。
でも習慣化するまでに訪れる、「モチベーションが上がらない日」をいかに踏ん張れるかが運命の分かれ道です。
社労士に受かるためにすべきこと3選
すべきこと①スケジュールを立てる
社労士試験は学習すべき範囲が広く、長丁場の受験勉強になります。
だからこそ、3つのフェーズに分けて学習計画を立ててみましょう。
フェーズ❶:学習初期(~4月)
フェーズ❷:学習中期(5月~7月)
フェーズ❸:直前学習期(8月)
それぞれの時期の学習ポイントも下記に挙げていきます。
フェーズ❶:学習初期(~4月)
- 各科目の1周目を終わらせる
- テキストと過去問を中心に学習
- インプットを中心とした学習
フェーズ❷:学習中期(5月~7月)
- 科目の2周目として知識を定着させる
- ここからアウトプットにも力を入れる
- 模試にも1回~2回は挑戦する
フェーズ❸:直前学習期(8月)
- 複数の科目を同時並行で試験対策
- 油断して基礎・基本は落とさない
- どれぐらい反復学習できるかが鍵
各フェーズの学習を始める前にそれぞれの計画を立ててみましょう。
すべきこと②勉強する時間を確保する
勉強のスケジュールを立てたら、そのための時間をどうやって確保するかも具体的に考えてみましょう。
時間を活かすためには、
【ポイント】
✅自分の1日の使い方を点検する
✅まとまった時間の活用を考える
✅スキマ時間の活用を考える
✅更に作り出せる時間を考える
✅1日のやることを絞る
この辺りは一度整理してみましょう。
きちんと把握するためにも、書き出してみることをオススメします。
筆者が受験生の時は、
- 通勤時間の往復で1時間30分
- 平日は退社後にカフェで2時間
- 土日は6時間~8時間
ぐらいは勉強していました。
合格者は、「1,000時間~1,500時間」以上は勉強したと答える人が多いです。
すべきこと③資格スクールを利用する
社労士試験では資格スクールの活用した方が断然よいです。
何といっても法律についての試験です。
✅専門用語がそれなりに多い
✅解釈が難しいところがある
✅丸暗記だけで理解できていない
など、苦労することは多いです。
難しく感じて嫌になるのが一番もったいないですからね。
また試験対策としても、
✅試験は10科目と範囲が広い
✅法改正など新しい情報も必要
✅問題の解き方にはコツがある
など、合格率が10%以下という事実だからこそ、効率的な勉強が必要です。
逆によいスクールはノウハウをたくさんもっています。
予備校がもっているノウハウ
❶勉強方法についてのノウハウ
❷正しく理解させるノウハウ
❸試験に合格するためのノウハウ
法学部でもない限り、王道にスクールを利用する方が合格の近道になります。
社労士に受かる人落ちる人の特徴を抑えて合格へ一直線
社労士に「受かる人」と「落ちる人」はやはり違いがあります。
その特徴やポイントを理解して勉強することで、確実に合格に近づくことができます。
受かる人の勉強方法の柱は3つです。
❶まずは基礎・基本を完璧にする
❷教材はテキストと過去問を中心に
❸とにかく繰り返し、反復学習する
そして大切な姿勢は、
✅不必要な完璧主義やこだわりをもち過ぎずに
✅モチベーションに左右されずにがんばる
これらに限ります。
忙しい社会人が勉強する試験だからこそ、時間に限りがあるのは当然です。
それでも社労士に挑戦するなら、
✅勉強のスケジュールを立てて
✅どうやって時間の確保をするか
まで具体的な計画を考えてみましょう。
社労士試験に合格する人は、
×「頭がいい」「記憶力がある」
ではなく、
〇「見たことがある」「やったことがある」
繰り返し・反復学習をとにかくがんばった人です。
それではまたっ^^